8. 倉庫内業務可視化
倉庫内業務可視化システムは、入出荷や仕分け・検品などの現場データを収集し、リアルタイムで「見える化」する仕組みです。 人手に頼った属人的な管理から脱却し、施設全体の動向を客観的なデータで把握することで、生産性やサービスレベルを向上させる狙いがあります。 特にEC拡大や人手不足などの要因で物流現場の負荷が高まるなか、荷主・物流事業者双方が倉庫内業務の効率化と品質確保を求められており、可視化システムはその一助となる重要ソリューションです。

1
解決できる課題
荷主向け・物流事業者向け
- ▷荷役費削減のための作業効率化
- ▷現場作業効率化のためのデータ取得・可視化
- ▷倉庫内生産性管理業務の効率化
- ▷倉庫内事業者向け法令順守・安全確保
2
機能や特徴
作業管理
| 作業登録機能 | タブレットで作業を選び、QRコードなど簡単に作業時間の登録が可能です。 |
| 作業者配置状況チェック | リアルタイムで作業者の配置状況を確認できます。 |
分析・レポート
| 生産性・収支実績レポート | 作業数量や売上数量、間接費用などを基に、生産性・収支実績をレポートで確認できます。 |
| シミュレーション機能 | 現場の状況をシミュレーションし、生産性や収支にどのような影響を与えるかを確認できます。 |
| 荷主/工程別のグルーピング | 荷主や工程ごとにデータを分類し、管理できます。 |
収支管理
| 割増賃金設定 | 荷主や工程ごとに割増賃金を設定できます。 |
| 間接費用設定 | 保管料や社員人件費などの間接費用を設定できます。 |
| 売上数量登録 | 実際の売上数量を登録できます。 |
| 収支実績レポート | 売上数量や間接費用などを基に、収支実績をレポートで確認できます。 |
データ連携
| 連携機能 | WMSや他システムと連携できる場合もあります。 |
3
製品一覧
※記載の点数は、機能の充足度やサービスの導入実績、認知度、受賞歴、外部評価などを基にろじなび独自に総合的に評価した点数です。
4
選び方
自社の要件を整理する
- ①導入目的の明確化「作業効率向上」「現場データ取得・可視化」など、自社が優先的に解決したい課題を明確にします。
- ②必要機能の洗い出し作業登録・生産性レポート・収支管理・シミュレーションなど、現場課題を解決するのに必要な機能をリストアップします。
- ③業務規模・予算の確認作業員数や工程数、荷主ごとの案件規模などを整理し、コスト試算に必要な情報を把握します。
- ④期待効果の試算課題解決による効果を定量化します。
複数サービスを比較する時のチェックポイント
- 機能面の比較作業時間登録のしやすさ、リアルタイム配置把握、生産性・収支レポート、シミュレーション精度など、自社の課題解決に直結する機能が十分に備わっているかを確認
- カスタマイズ性・連携性荷主・工程ごとの管理や割り増し賃金設定など、自社特有の運用に合わせられるか WMSや他システムとの連携が容易か
- 使いやすさタブレットなど現場デバイスでスムーズに入力できるか 現場スタッフが直感的に利用できる画面設計か
- 導入実績と信頼性同業他社での活用事例を確認 製品更新の頻度を確認
- サポート体制操作トレーニングやマニュアル提供 導入後の問い合わせ対応の充実度
- コスト初期費用 月額利用料・保守料
5
まとめ
倉庫内業務可視化システムは、データに基づく客観的な管理を可能にし、人手不足やサービスレベル向上といった喫緊の課題に直接アプローチできるツールです。導入にはコストや現場スタッフへの説明など課題もありますが、目的やKPIを明確にし、適切なシステムを選定・定着させれば高いROIが期待できます。 今後はAI・IoTの進化により、蓄積データを高度に活用した自動最適化(WES)や、拠点をまたいだサプライチェーン全体の可視化へと発展する動きが加速するでしょう。まずは小規模から効果を検証し、段階的に拡大していくのがおすすめです。デジタルを活用したスマート物流を目指すうえで、倉庫内業務可視化は欠かせない投資といえるでしょう。








